三重県で「2025国際協同組合年に向けたラウンドテーブル」 が開催されました
「三重県協同組合連絡協議会」(以下「三重MJC」会員14団体:JA中央会・信連・厚生連・全農三重・共済連三重・生協連・漁連・信用漁連・共済漁連・労福協・東海労金・こくみん共済 coop三重・労働者住宅生協・中小企業団体中央会)は、2024年8月26日(月)に津市のアスト津で、「2025国際協同組合年に向けたラウンドテーブル」を開催しました。この研修会には三重MJCの会員協同組合の課長クラスの18人が参加しました。
午前の部では、始めに主催者を代表した開会挨拶でJA中央会・森田専務が「小さな協同の輪を広げて地域課題を解決すべく協同組合間連携を行っていきたい」と述べました。続いて①JCAの横溝部長より「協同組合のアイデンティティ、国際協同組合年について」、②同佐藤マネージャーより「全国の協同組合連携組織の実態と協同組合間連携の事例」、③三重大学の青木教授より「地域における協同組合の役割」と題してそれぞれ講義を行い、午後のグループディスカッションに向けての基礎知識を習得しました。
昼食をはさんでの午後の部では、青木教授をファシリテーターに、参加18名が4グループに分かれてのグループディスカッションを行いました。本研修会に向けて事前に参加者に行ったアンケート調査(内容は自組織の課題、協同組合間連携で取り組みたい事項など)の結果をもとに、①三重県の協同組合が抱える課題の抽出、②それらの課題を解決する協同組合間連携の取り組みについて話し合いを行いました。
グループディスカッションでは、各グループ活発な議論が行われ、①課題抽出では「協同組合の認知度向上」「人材の不足」「お互いをもっと知る」「防災・災害支援」など、②協同組合間連携案では、「外部に向けたワークショップの開催」「協同組合のPRのための外部向け教材作成」「災害時の各団体のサービスの共有」「学生の援農アルバイト斡旋」など多くの意見が出されました。
三重MJCでは、今回の研修会で共有された意見・提案などを幹事会で協議し、今後の活動に反映させていきます。また来年の「国際協同組合年」に向けて三重MJCとして行うことを協議し、さらなる協同組合間連携を模索していきます。